最近、ちょっとはまっているデータサイトがあります。Our World in dataというサイトで、色んなデータを見る事ができるサイトです。
理系の人とか結構好きなんじゃないかなと思います。私も大学生の時に知っていれば、暇つぶしにみれたのかなと思っているサイトです。大学生の方ぜひ教養として見てみてください。
今回ご紹介する内容は、” Where does the plastic in our oceans come from? ” というタイトルの投稿です。
Our World in data より 海洋プラスチックゴミは、どこの川から排出されているのか
意訳した内容を記載していますので、オリジナルのデータは、こちらから。
上記のデータは、” Share of ocean plastics that come from the largest emitting rivers ” 海洋のプラスチックゴミの排出に占める河川のランキングになります。
このランキングを見た時は、悲しかったですし、ああ、そうかもなーと思ったりした結果です。私はセブ島しか知りませんが、街中の川は汚いし、臭いんですよね。ゴミもたくさん浮いてますし。
セブ島の海はとてもきれいなイメージがあるかもしれませんが、都市部近くの海は正直きれい。とは言えません。
私は、日本でも田舎で育ちましたので、田舎の海の方が全然きれいだと思っていました。たしかに、沖にでたらエメラルドグリーンのきれいな海が広がりますが、正直ボートに乗って沖にでないと微妙です。
TOP10の中の7河川はフィリピン
フィリピンでお世話になっている身としては、衝撃的で、ちょっと悲しくなるデータです。たしかに、道路にもゴミを捨てたりするので、習慣的に汚染にたいして、鈍感なのかなとも思いますが、今後経済が発展して裕福な国になれば変わってくるのかなとも思っています。
上位の河川だけ下記にてご紹介いたします。中には、世界で最も汚染された川にランクインしている河川もありました。
1位 首都マニラのパシッグ川 ( Pasig )
1位は、フィリピンの首都マニラを流れるパシッグ川 ( Pasig ) 。人口 1,155万人、さらに都市圏の人口は、2,293万人の世界最大規模の都市になります。
東京の人口は、1,400万人ほど。東京と比較するとその規模のイメージがわきやすいのではないでしょうか。
パシッグ川は、フィリピン最大の湖のバエ湖からマニラ湾にむけて流れる全長27kmの河川となります。
パシッグ川では、河岸を占拠している方達の住居が12,000軒もあり、2,000世帯が水上の家屋で生活していると言われており、その排泄物が汚染の理由の1つにもなっています。
また、戦後の経済成長の際の人口増加、様々な経済活動による重金属、有機化合物などによる汚染のため、一時期は、生物学的に死に川とまで言われています。
1990年頃から環境調査が行われており、河川の再生プログラムが進められています。
3位 マラボンのタラハン川 ( Tullahan )
2位は、マレーシアのKlang川となります。次ぐ3位が、首都マニラの北部に位置するマラボンのタラハン川です。マラボンの特徴は、フィリピンの中でも特に人口密度が高い都市になります。マニラの首都圏にも位置し、2010年時点での人口は、35万人ほど。
全長27kmほどで、マニラ湾に向かっての流れています。
タラハン側については、あまり情報なく、Google検索でもあまり情報みつけることができませんでした。
マニラ周辺の都市部は、まだまだ発展途上の地区になるので、これから整備されていくと思います。
SDGSもありますから、フィリピンでも環境配慮が進んでいってほしいですね。
5位 メイカウアヤン川 ( Meycauayan )
マルハカン、ラワ、Libtongの区域境を流れるメイカウアヤン川が5位となります。マニラ、マラボンの更に北に位置する川となります。
以前は、飲めるほどの水質だったメイカウアヤン川。現在では。。。
フィリピンでもメイカウアヤン川は、汚染された川として、認識された川となり、米国の環境保護団体ブラックスミス研究所(Blacksmith Institute)に「Meycauayan, Marilao in world’s ‘Dirty 30’ 世界で最も汚染のひどい場所30」の1つに選ばれたことがあります。
貴金属の工場や、革製品の工場からの排気物質で汚染されているとされ、2008年には、フィリピン政府がメイカウアヤン川の浄化計画を発表しているほどです。
6位 パンパンガ川 ( Pampanga )
マニラのあるルソン島の中部ルソン地方に位置するパンガパンガ州の河川となります。パンパンガ州の人口は、220万人ほど、州都はサンフェルナンドとなり、北部には米軍のクラーク基地やアンヘルスのある州となります。
クラーク、アンヘルスのある州と言われるとなじみのある方も多いかもしれません。
フィリピンで4番目に広い流域面積を有する、全長190㎞、流域面積10,540km2の河川となります。
データ上は、パンガパンガ川から、海へのプラスチックゴミの放出量が1%を下回ります。
Google検索をしても、特に水質汚染についての情報もなく、河川の全長が長く、流域面積が大きいため影響が大きくなっているのかもしれません。
7位 リブマナン川 ( Libmanan )
ルソン島のビコル地域、カマリネススル州のリブマナンにある河川が6位となっています。
パンガパンガ川と同じように、Google検索しても情報なく、きれいなYoutubeの動画はでてきました。
インターネット上には、特段の汚染情報などはなく、大自然あふれるような画像や、動画が多くゴミを海まで排出しているような印象はない河川でした。
9位 リオ グランデ デ ミンダナオ川 / ミンダナオ川 ( Rio Grande de Mindana )
8位のインドの河川、Gangesに次ぐ、9位にランクインしているのが、ミンダナオ川、リオグランデデミンダナオとも呼ばれる河川です。
リブンガンマーシュとワニの生息地であるリグアサン湿地を通って北西に流れていき、コタバトとタメンタカの2つの支流でモロ湾のイリャナ湾に流れ込みます。
10位 アグノ川 / パンガシナン川 ( Agno )
アンヘルス、サンホセよりも北部に位置する全長248km、流水面積5,952km2のフィリピン最大規模の河川です。フィリピンでは、6番目に長い河川で、リンガエン湾に流れます。
こちらもパンパンガ川などの同じように特に情報ありませんでした。こういうとこに住むのもいいなーと思えるような川の画像が多く、セブ島以外にも住んでみたいと思えました。
番外編 セブ島で個人的に汚い川 カンパシャー川
セブ島のLahugの方から、オスメニアサークルの近くを流れ、海に流れつく川なのですが、川沿いの人達がそのままゴミを捨てている?色々なものを垂れ流している?ように思えるような川で、
見た目も、臭いもひどい、これは。やばいな。と思った川です。
オスメニアサークル近くで見たことがある程度ですが、何か変なにおいするなーと思ったらカンパシャー川で、この近くには住めない。。。と固く決意できるほどの嫌悪感が沸きました。
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フィリピンで住まい探しをされる時は、河川情報なども考えてみるのもいいかもしれません。
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