フィリピンの汚職撲滅委員会(Ombudsman)は、元セブ市長マイケル・ラマ氏を政府職から再び解任しました。これは、ラマ氏が3つのゴミ収集契約を競争入札なしで民間企業に発注したことが、重大な不正行為および公務に対する不適切な行為と判断されたためです。
この決定は2025年1月3日付で、ラマ氏と入札・契約委員会(BAC)の元メンバー5名が対象となっています。問題となった契約は、Jomara Konstruckt Corp.、ACM Hauling Services、ARN Central Waste Management Inc.の3社に対するもので、2021年12月の台風オデット後の緊急調達として行われました。しかし、汚職撲滅委員会は、これらの契約が政府調達改革法(Republic Act No. 9184)に違反していると判断しました。 mytv.ph+2Inquirer+2Cebu Daily News+2Cebu Daily News
さらに、ラマ氏とBACの元メンバーは、反汚職・腐敗防止法違反の刑事告発も受けています。なお、これらの契約を受注した3社に対しては、特に罰則は科されていません。 Cebu Daily News
これは、ラマ氏にとって半年以内で2度目の解任となります。前回は2024年10月、義理の兄弟2人を市役所の職に任命したことによる縁故採用と重大な不正行為で解任されていました。